ドリルの完全滅菌

歯を削る機器使い回し??


この掲載された記事では7割の歯科医院で血液や唾液などを吸った歯科機器を、外側を拭いただけで使い回しをしているとの事です。(最近でもまだ聞きくので驚きますが・・)

当院ではこの記事が出る10年近く前に開業していますが、当初からこの機器だけでなく、口に

触れる物はほぼ全て外して滅菌や消毒を徹底しています。

私の師匠のお仲間に、開業医にして歯科医療分野で滅菌消毒の先駆者・大家である田口正博先生(写真①)の影響を受けて、これは医者の務めと表には見えない投資をして開業しました。(まだまだ追いつきませんが・・)


写真①

当初普通の診療所が診療治療台(チェアー)に機器を付けっぱなしで診療しているので、2~3本だけしかドリル機器を所有していないところを、1つ1つの器具は大変高価ではありますが最初から患者さんの数分だけ購入して使用していました(写真②)。 また、外して滅菌や消毒をするという事は運搬時に落としたり破損したりして修理代金だけでも3万円~平気で掛かります。実際にはかなりの出費になるものです。(保険診療ではそれは賄われません。自腹です。)

写真②


これだけではありません。その先に付ける実際に歯に当たって削るダイヤモンドの刃先も全て患者さん毎に細かく分けて滅菌して使用して来ました(写真③)。 


写真③

また実は一般には知られていませんが、患者さんの歯石を取る時によく使われる超音波の機器も同様です(写真④)。更には目的の部分を乾かしたり、湿らせたりするシリンジの先も患者さんの数だけ揃えたり、まだまだここでお伝え出来ない機器の先(根の治療に使用する口に掛けるフック等)や矯正の器具等・・、ありとあらゆる物を使い回ししないように、通常の診療所や病院よりも多く購入して使用して参りました。

写真④


当然それらを外したり小分けにして滅菌・消毒したりするためにはかなりのマンパワーも必要になります。

スタッフの中で当院に務める以前に数件の医院を経験してきた歯科助手さんや歯科衛生士さん達は、ここまで外して小分けして患者さんに提供しているところを、この近辺で今まで見た事がないと今でも言われます。誰よりもこの業界内で厳しい目を持っている歯科専門スタッフの信頼を勝ち得て来た事が、長年退職をする事もなく胸を張って務めて下さった事につながっているのかも知れませんね。

また他院にスタッフとして務めているのに、当院にわざわざ治療を受けに来ると言った不思議な事例も沢山経験しました。

先ずは患者さんの為にと(当り前の事と)考へ、特に今までこの事やその他のページで紹介している事を全く宣伝して来なかったわけですが、時代は変わり、ホームページにこれ等を書いてない事自体が、やってない事と評価をされるこの頃となりました。故にこれからは逆にどんどん宣伝していこうと思います(笑)。


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(さいたま市の歯科・矯正歯科医院)
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